M5stackとは
2017年に中国深圳にてJimmy Laiさんが資金調達して生産し始めた製品です。マイコンにespressif社のesp32を使用して5x5cmのケースにセンサーやLCD、プッシュボタンをレイアウトしたIoTのベースキットのようなものです。ソフトウェアはarduinoやmicropythonで開発が可能であり、サンプルも充実してます。ちょっとした試作やお勉強にはぴったりな製品です。日本でもSwitch Science社が取り扱っており、Amazonでも購入することが可能です。
今の取り組み
とりあえずはサンプルコードを動かしながら各種機能を確認してます。以前9軸センサーの表示を書きましたが、CAN送受信機、傾斜計、センサー送信機等並行して進めています。Arduinoは先人が多くサンプルコードも機能ごとにたくさ‘んアップされています。
大きく分けて3種類
M5シリーズは大きく分けて3種類あります。定番はM5stackシリーズ、ちょいと小型のM5stickシリーズ、更に小型のATOMシリーズです。それぞれには、バッテリーの大きさやセンサーや液晶の違いで数種類バリエーションがあります。どれもマイコンはesp32なので開発は同じ環境で可能です。
開発環境はVScodeでしょ
堅実な開発環境は、ArduinoIDEです。ライブラリーの追加等は非常にやり易いし、サンプルを読み込むのも簡単です。エディターがベタな感じでいけてないのが難点です。
流行りはVScodeに拡張機能PlathomeIOを使った環境ですが、ちょいと製品発表とはリンクせずワンテンポ遅れます。この前発売された500円マイコンボードのPi picoも無理やり使うことができますが、ラインアップにはまだ入ってません。今回購入したM5stickC plusもボードの選択肢にはまだ入っておらず、似ているM5stickCを選ぶとTFT画面がきちんと表示されません。
M5stickCとM5stickC plusは、ちょいと違います
購入したのはM5stickC plusです。M5stickCとの違いは、TFT画面が気持ち大きいのと、リポバッテリー容量が気持ち大きい点です。
M5stickC
0.96インチ 80×160 TFT (ST7735S)
80 mAh LiPoバッテリー
M5stickC Plus
1.14 インチ 135x 240 LCD (ST7789v2)
120mAh バッテリー内蔵
バッテリー容量は、ほんと気持ち程度です。TFTは大きさも違うしドライバーも違うので、M5stickCのバイナリーをM5stickC Plusに書き込むと表示は出来ますが、こんな感じで悲しくなります。TFT_clockのサンプルコードを書き込んだ例です。M5stickC.hを読んでバイナリーを作成するとこうなります。
M5stickCPlus.hを読み込むと以下のようにちゃんと表示されます。VScode+PlathomeIOでは、まだライブラリーが整理されてません。読み込むヘッダーファイルを以下のように区別すれば、make出来るのと出来ないのがありますがそれなりに実行ファイルを作ってくれます。
#include <M5StickC.h>
#include <M5StickCPlus.h>
時間が経てば整理されてくると思います。ArduinoIDEを使えば問題はありません。
今日のまとめ
M5シリーズのざっくりまとめと、M5stickCとPlusの違いについてまとめました。VScode+PlathomeIOでは、M5stickC plusのライブラリーが追い付いていません。もう少し時間がかかるようです。
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